
(現在はデザインが少し変更されています)
《海水浴場からネモフィラの丘へ》

湊線の終着駅・阿字ヶ浦。歴史と趣きのある駅舎が建っています。
阿字ヶ浦海水浴場の最寄り駅で、かつては東京の上野から、直通列車がありました。
駅名標には、貝とアンコウ、釣り針、海藻が描かれています。
近隣の見どころ
阿字ヶ浦海水浴場


「東洋のナポリ」の異名を持つ、真っ白い砂浜の海水浴場。駅から細い坂道を下ると、5分ほどで海岸に着きます。
私が訪れたのは5月で、まだ泳げる時期ではなかったのですが、それでも多くの家族連れやカップルが海をながめていました。
県内屈指の人気を誇る海水浴場らしいですが、この景色を見るとうなずけます。


その後、海水浴シーズンに訪れてみました。この賑わいよう。
国営ひたち海浜公園
150ヘクタールあまりの広大な土地に、多彩なエリアが設けられていて、老若男女問わず楽しめます。
大観覧車「プリンセスフラワー」やジェットコースターなどのアトラクションを多数擁する「プレジャーガーデン」。

面積8ヘクタール、見渡す限り広がる「大草原」。

そして「みはらしの丘」。春には丘一面がネモフィラの青に染まることで知られ、最近はひたちなか市の一大観光スポットになっています。



「みはらしの丘」はネモフィラの季節以外もおすすめ。夏にはコキアの緑、秋にはコスモスおよび、真っ赤なコキアの紅葉と、季節ごとにまったく異なる色に染まります。

さらには、海浜性植物が見られる砂丘エリアや、初夏と秋の年2回、花に包まれるローズガーデンなど。
毎年8月に「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が行なわれることでも有名です。
駅から歩くと30分近くかかりますが、コミュニティバス「スマイルあおぞらバス」が運行されています。(本数が少ないので注意)
(期間限定でシャトルバスもあります)
阿字ヶ浦温泉 のぞみ

駅から海岸に向かう道の途中、坂の下の開けた場所にある日帰り温泉施設。
地下1,504メートルから湧き出す、ナトリウム塩化物強塩泉。
「風水温泉」をうたっていて、開運露天風呂など、13種類のお風呂が用意されています。もちろん湯船からは海がよく見えました。お食事処もあります。
夜遅くまでやっているのが便利 。
(10:00~22:00。第3木曜日定休。平日¥900、土日祝¥1,150)※2019年5月現在
ひたちなか海浜鉄道 湊線
勝田 – 日工前 – 金上 – 中根 – 高田の鉄橋 – 那珂湊 – 殿山 – 平磯 – 磯崎 – 阿字ヶ浦
※2010年に書かれた「ゲイムマンのひたちなか海浜鉄道沿線案内」を再録したものです。