旧「出雲大社口」駅から出雲大社まで歩いてみた(1)

出雲神西(いずもじんざい)という駅がある。
山陰本線で、出雲市駅から2つ西に進んだ所だ。

この駅は、1993年から1999年まで、「出雲大社口」という名前だった。
かつて旧国鉄には大社線という、出雲大社へのアクセス路線があり、「大社駅」があったのだが、いわゆるモータリゼーション(自動車の普及)の影響で客足が落ち、JR化後の1990年に大社線は廃止されてしまった。
そこで、大社の名前をJRの駅に復活させたいという出雲市長からの要望があり、JRの駅の中で最も出雲大社に近い神西駅が、「出雲大社口」に改称されたのだ。

とはいえ、この駅から出雲大社までは9km以上離れており、しかも駅からのバス路線もなければ、タクシーも待機していない。
出雲大社への観光客がこの駅で降りて途方に暮れる事態が続出し、JR西日本に苦情が殺到。遂には当時の総務庁から、改名するかバス路線を通すかするようにと勧告が出る始末。
結局、再改名して「出雲神西」になったというわけだ。
(参考文献:「列島周遊もっとへんな駅!?」所澤秀樹著・山海堂)

……でも、実際のところ、どれくらい遠いんだろう?

仮にも一度は「出雲大社口」と名乗った駅だ。頑張って歩いたら、出雲大社まで行けるんじゃないだろうか?

試してみた。
(2014年12月15日)


出雲市駅から、2両編成のキハ120に乗って2駅。

10時25分、出雲神西駅に到着。

もうちょっと早い時刻に来たかったけど、10時25分の1本前の列車が7時48分。それは早すぎる。
朝の通勤通学時間帯に、2時間半以上も列車が止まらない。要するにそういう扱いの駅ということ。

もっとも、「出雲大社口」時代に建てられた駅舎には、待合室とトイレがあり、しかもきれいに清掃されている。
地元のボランティアグループへの感謝状が掲げられていた。

駅前に観光案内図がある。出雲大社も一応載っているのだが……。

周囲には民家がそれなりにある。その向こうには田んぼ。すぐ東に、後藤総合車両所出雲支所。
人が歩いていない。

10時40分、出雲神西駅を出発。まず目の前の道を右に進んで、跨線橋のある交差点を左へ。

県道337号線を北上する。

きれいに整備されていて、車で行くにはいいルート。
歩道が広いので、歩きやすいことは歩きやすい。

10時54分(スタートから14分)、十間川という川を渡る。

国道9号線との交差点。左にホームセンターサンアイ。

右にyoume(ゆめ)マート。

11時2分(スタートから22分)、ゆめマートで最初のトイレ休憩。序盤すぎてありがたみがないが、行けるときに行っておかないと不安だ。

11時22分、ゆめマートを出て再び北へ。交差点の向こうにローソンあり。
ここを渡ると、道路は県道から国道431号に変わる。
ゆめマートでウィダーinゼリーを買ったので、飲みながら歩く。

「出雲大社8km」の標識。

上り坂が見えた。川原の土手のようだ。

11時33分(スタートから53分、うち休憩20分)、神戸(かんど)川を渡る。

右側の対岸に、出雲ドームが見えた。

スポーツやイベントが行なわれる多目的施設。骨組みが木造なのが大きな特徴。
出雲健康公園(出雲ドーム)

川を渡ると住宅地。

11時46分(スタートから1時間6分、うち休憩20分)、ファミリーマート発見。
少し早い気もするが、この先しばらく休憩ポイントがないはずなので、念のため小休止。

入口近くに、ハートマークのついたモニュメントがあった。
縁結びをテーマとした「メモラブルガーデン」。出雲農林高校の学生さんが造ったらしい。



※2015年1月1日に、ゲイムマンのアメブロで公開された記事の再録です。

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もともとは「ゲームセンターでゲームをプレイして、1面クリアするごとに、1プレイ分の金額と同じだけ増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す『日本縦断ゲーセン紀行』」……だったのですが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまっています。

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