京阪膳所(けいはんぜぜ)【石山坂本線 各駅探訪】

《木曽義仲と松尾芭蕉が眠る住宅街》

京阪膳所駅は、JR琵琶湖線膳所駅との乗換駅。JR膳所駅の建て替え工事が2017年に完成し、真新しい駅舎となりましたが、京阪膳所駅もそれに合わせて新しくなりました。

2019年2月28日

琵琶湖線の高架駅の下に、石山坂本線の京阪膳所駅があります。

膳所駅が開業したのは1880年(明治13年)。たいへん歴史の長い駅です。当初は「馬場駅」という名前でした。
東海道本線は最初、琵琶湖の東西が線路でつながっておらず、大津と長浜の間は船での輸送が行なわれていました。
そのため、大津駅は琵琶湖沿い、今のびわ湖浜大津駅の位置にあり、線路は馬場駅(膳所駅)でスイッチバックして高低差を克服し、京都につながっていました。

京阪膳所駅が開業したのは、大津電車軌道によって石山坂本線が開業した1913年(大正2年)。この路線はもともと国鉄が造った大津-馬場間の線路を転用したものです(国鉄も貨物線として引き続き使用)。

現在、駅前には商店街、住宅街が広がります。住宅街の中にある義仲寺には、木曽義仲と松尾芭蕉の墓が並んで建っています。

2019年2月27日

商店街を北へ少し歩くと、東西に延びる広い通りに突き当たります。西武大津ショッピングセンター、Oh!Me(オーミー)大津テラス(旧・大津パルコ)、イオンタウンアヤハプラザといった、大型商業施設が並んでいます。

近隣の見どころ

義仲寺(ぎちゅうじ)

義仲寺は住宅街の中にある小さなお寺ですが、ここには木曽義仲、そして松尾芭蕉の墓があります。
義仲とともに戦った巴御前が、後に義仲を供養するため結んだ庵が、義仲寺の始まりと伝えられています。

松尾芭蕉は義仲をたいへん敬愛していました。義仲寺にあった無名庵という建物に住んでいたこともあります。
義仲の墓の隣に芭蕉の墓が建てられたのも、芭蕉自身の遺言によるもの。
芭蕉は1694年(元禄7年)大坂で逝去しますが、門人がなきがらをここまで運んできて葬りました。

義仲寺は歴史上何度も廃寺の危機に陥りましたが、そのたびに支援者が現れ、現在まで義仲と芭蕉の墓は守られているのです。

現在の義仲寺には、義仲をまつる朝日堂、芭蕉をまつる翁堂、巴御前と山吹御前の塚、芭蕉と門人たちの句碑、小さな庭園、史料館などがあり、狭いながらも見どころは多いです。


京阪電気鉄道 石山坂本線

坂本比叡山口松ノ馬場穴太滋賀里南滋賀近江神宮前京阪大津京大津市役所前三井寺びわ湖浜大津島ノ関石場京阪膳所膳所本町中ノ庄瓦ヶ浜粟津京阪石山唐橋前石山寺

ゲイムマンのアカウントをフォローしよう!
NO IMAGE

ゲイムマンの日本縦断紀行(アメブロ)

もともとは「ゲームセンターでゲームをプレイして、1面クリアするごとに、1プレイ分の金額と同じだけ増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す『日本縦断ゲーセン紀行』」……だったのですが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまっています。

CTR IMG